
ごあいさつ
ごあい さつ


「めだか子どもの家」は3・4・5歳児合同、全部で二十名足らず、クラス替えもなく卒園をするまで一緒の友達、卒園しても先生はいつも同じ顔で同じ「めだか」にいる。こども同士は兄弟のように先生とは親子のような関係になれます。
保育士の立場で言わせていただくと少人数のためこどもの日々の心理状態がわかるというのも利点です。
一人ひとりの心の奥深くまでのぞくこともできるし父母の方々ともたくさんコミュニケーションをとることができ、その時々に応じて相談しあい、皆が一丸となってめだかを作っていっているという感じです。

めだかではたくさんの ¨命¨ を育てています。
チャボ、ザリガニ、カエル、カブトムシ、カイコ、などなど・・・・・。
チャボやその他の小さな生き物は達は、毎年卵から生まれる(ふ化する)瞬間を見て育っていく過程を観察します。
¨生¨があるところには当然¨死¨もあります。
「生まれるところから死ぬところまでを見つめる」
こういう体験を幼いころに経験している子と、経験していない子とでは、こどもが成長していく上できっと大きな差が出てくると思うのです。
「命を大切にする。」という意味で・・・。
生き物が死んで土に穴を掘り自分たちの手で埋葬する。涙を流す子はめったにいませんが、ごっこ遊びの延長のようにきれいに花で飾ってあげたり、「かわいそうだね」「もう遊べないし好きな食べ物も食べられないんだよね」と、その死んでしまったひとつの命に対しての会話がされます。
もちろん埋葬は強制させるわけではありませんので、いつもやる子、一回もやったことがない子もいます。
でも漠然とではありますが皆¨死¨というものを目の当たりにします。小さな命が誕生して「かわいい」という感情がわき、死をみて「かわいそう」と思う。やさしくなれる子ってきっと¨痛み¨とか¨死¨とかを知っている子なんじゃないかなぁって思います。
めだかの子はやさしい子が多いです。
めだかでは自由に遊びを選択できます。
園内で遊んでるときは、外で泥団子作り、花びらで色水作り、木の実をつまみ食いしながら虫探し、室内では粘土、お絵描き、ブロック、ままごと遊び・・・
自分の遊びを自分で見つけるというのは簡単なようでとても難しいのです。
自分がいま何をしたいかを尊重します。ではいつも皆バラバラな行動ばかりなのかというと、そういうわけではありません。
リズム遊びやお昼ご飯、おやつ、それから年に数回あるイベント(七夕・クリスマス・ひな祭り)の飾り作りはみんなで楽しくやります。
あきたらやめてもいいのですが、経験をさせてあげるというところに着目しています。


父母からのメッセージ
ブランコ、ジャングルジム、遊具は何もない。
でも、ここには自然に一人一人の居場所がちゃんとあるんだなぁ。
一人一人を暖かく見守ってくれ、親として信頼できる保育者がいる。 四季を肌で感じながら、生物の一生を目で見て・触れて・園庭で、 チャボや仲間と一緒に走りながら、自然を観て・聞いて・食べて。
一日を、からだ全体で感じることのできるところです。
ひととしての大切な幼児期。
あなたのお子様の大切な時間と時期を、この園に託してみては いかがですか。
ずっと大事な宝物になることでしょう。